各創作の強さの平均について

  
Green Moonには現在、メインの創作として6つの物語がある。『デラスト』『勇者バッテン』『Eight Millions』『DarX』『NEKRONIM』『鳩鳴の国』だ。うち、『デラスト』は当サイトで定期的に更新している(現在は休載中)。『DarX』『NEKRONIM』『鳩鳴の国』も個別ページが用意されている。『勇者バッテン』『Eight Millions』は全く公開していない。

この6つの内容比較ついて昨日、twitterで少し呟いた。比較の基準は『強さ』と『神の扱い』である。このうち『強さ』についてもう少し深く掘り下げてみようと思う。

DarX

『DarX』は、とある研究所で発見された能力『ダークス』を持つ人間同士がバトルするお話である。『ダークス』の能力は、簡単に言えば『何でも思い通りの能力が使える』である。例えば特定の場所に一瞬でワープする、素手でビルを持ち上げるほどの怪力を発揮する、切断された腕を何事も無かったかのように修復する、といったものは初歩的な恩恵で、『思いつかなければやりようがない』という点を除けば不可能な物は存在しない。

そのため、ダークス能力者の前では、非ダークス能力者の努力や結果の積み重ねが、任意のタイミングであっさり無に帰らせるあり得る。そうでなくともダークス能力者には無限の選択肢があるも同然であるため、まず非ダークス能力者が勝つような事はない。よって『DarX』の登場人物は、6作品の中では最強ということになる。

勇者バッテン

『勇者バッテン』は、人々が共有して見る夢の世界を舞台としたファンタジーものである。通常世界では人々は現代と何ら変わりない生活を送っているが、ここでは強さの評価から除外し、魔法が使用できる夢世界を基準に考えることにする。

夢世界では人々は魔法を使用することができる。これだけでは単純に他作品の登場人物が特殊な力を使える事と大差ないが、注目すべきはその規模である。夢世界では①個人が蓄えることのできる魔力の量の限界や身体能力が非常に高い②魔法のみならず、武器・道具・技のバリエーションが豊富③研究者・専門家が非常に多く、魔法・格闘技・道具それぞれの構造・手法について広く深く知られている……という特徴があり、この後に連なる作品に比べて単純にパワーソースに恵まれているのである。

Eight Millions

タイトルの通り、八百万の神々の国を舞台とした作品。登場人物は全員『神』として扱われる。これが意味するところとしてはいろいろあるが、1つは『DarX』同様、不可能が無いという事になる。

もっとも、お話自体はバトルものではないため、登場人物のほとんどは戦闘に関心すらない。この点を考慮し、勇者バッテンより下になった。

デラスト

少年少女が特殊能力『デラスト』を用いて戦う作品。基本的に誰が勝ったか、誰が負けたかという話が主成分かつ絶対的なので、この作品内だけでもキャラ同士の強さの比較は非常に簡単である。

能力『デラスト』について少し解説すると、その能力を発揮するための光の玉が存在し、その玉を埋め込まれた人間は身体能力が向上し、念力に近い基本的な能力と、玉ごとに異なる特有の力を得ることができる。

個人が得た能力は森羅万象に由来しそこそこ強力であるものの、デラスト自体が作中ではブラックボックスに近く、個人の強さ以上のものを発揮しにくい。またユニーク能力も得手・不得手が激しく、『勇者バッテン』に比べて自由度や技術的な情報共有が少ないため、この位置になった。

鳩鳴の国

地下に暮らす『雨上がりの一族』が、生き延びるために地上を目指す、というお話。

『雨上がりの一族』は通常の人間の3〜4倍の背のある巨人であり、さらに通常の人間サイズで考えても規格外の機動力を持っている。だがこれは何も特殊な力を持たない人間と比べた場合であり、デラストによって得られる超能力の前で善戦できるかどうかは怪しい。お話自体が集団対集団で戦う形をとっており、個人の戦闘力はそれほど高く設定されていない。よって、人数を集めたもの同士て戦っても他の作品内に戦闘力は劣る事になる。戦略次第か。

NEKRONIM

人間と死に物(ネクル)が暮らす国を舞台としたお話。この作品では特殊な存在として死者が登場するのだが、力・自由度・階級などあらゆる点において通常の人間の下に位置しており、世界観構造上それを覆すことはまずない。

よって、通常の人間以上の力を持つ存在が戦闘力として存在しえない『NEKRONIM』は、強さでいえば最弱となる。
いかがだっただろうか。現段階で内容公開していない作品もあるが、いずれ全作品の本編は執筆する予定なので、今回の記事を、本編を読むときの手がかりなどにしていただければ幸いである。

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