節分の夢

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今日見た夢。なるべく忠実に書いた分、相当下らない内容になったので閲覧非推奨。

最初は、ペンギンにレールの上を滑走させ、それを見て楽しむというアトラクションの話だった。ペンギンたちを自動操縦ワゴンに乗せ、レールの上まで運び、レールを滑って下りて行くと水に落ち、泳いでワゴン乗り場まで戻ってくるという、その一連の動きを楽しむ見世物だった。
しかし、ワゴンから降りる時に一部のペンギンはレールから足を外して水の中に落ちてしまう。このことが面白くないのだという問題提起がなされ、ワシはメンテナンスに当たった。
その後はレールの修理やら何やらで、幾つか同じような見世物のある場所を巡ったらし最終的にはいつのまにか富士急ハイランド(少なくともその名前のテーマパークらしい)のペンギン池にいた。もはやただペンギンが泳いでいるだけの汚い池だった。ワシはペンギン池を出ながら考えていた。
「500円(テーマパークの入場料らしい)払ってペンギン池だけじゃつまらんしな・・・いや待てよ、500円って思ってみれば安いな。別にいいんじゃないか?」
とにかく直ぐにここを出るのはもったいないと思った。その結果思いついたのが、なぜか座れる場所を見つけて絵を描くことだった。しかし外は雨で紙が濡れる。屋内で描ける場所はないかと探していたら、地下展示場(何が展示されているのかは不明)への入り口を見つけたので、そっちへ向かった。
階段を下りていくと、展示場ではなく薄暗い一室があった。屋根裏のように天井が傾斜して低く、奥にはベッドなども数台置いてある。一番奥のベッドにうごめくものがある。
先客がいたかとワシは別の場所を探そうとしたが、もう一度ベッドの方に振り向くと、そのベッドの上からは布団が剥がれ、上に寝ていたのは何と金髪碧眼の男の娘だった。全裸で横たわる彼にワシは「うっひょー!」となった。彼の目や表情からは、何かコトをやらかしてこの場所に逃げ込んでいるというアブナイ雰囲気と、一人で寂しいという無言の訴え伝わってきた。ワシは反射的に考えた。
「よーしこの子彼女にしてみんなに自慢してやろ!」
だが同時に、この子にはすでに彼氏がいるのではないか?
そう疑った矢先、階段から妙な奴が下りてきた。格好・セリフは覚えてないが、手に持ったプレゼントと、あからさまな作り笑いから、コイツこの子に求愛しに来たのか・・・つまりはライバル!と思った。しかしワシはそんな感情は表に出さずにいると、そいつはワシの顔をちらっと見ただけで通り過ぎ、男の娘に向かってアタックしにいった。そいつが持っていたものは花に見えたが、よく見ると花の絵が描かれたクリアファイルだった。クリアファイルって何だよ、とワシは思ったが、プレゼントがないよりはあったほうがいい。ワシは少し悔しかったが、そいつに対してその子が明らかにシラけた視線で目をそらしていたので、この子はワシの方に好意があるんだな!と上機嫌になった。
その後もソイツの口説きは続く。最初は何を言っていたかが不明瞭だが、君が何々しているのは犯罪だみたいにして笑顔で脅してた気がした。男の娘くんが怯えた顔つきになり始めたのでワシが「ハハッ、そんなばかな」と冷やかしを入れるとソイツは焦った顔でこっちを少し見た。さらに口説きは続き、ここで一緒に住もうみたいな事を言い出した。あたりを見渡すと、いつの間にか天井は高くなり、男の娘側には暗闇の廊下ができている。ワシは「ハハッ、何言ってんだお前、ここ東京ディズニー・・・あれ?(テーマパークである事は覚えているが名前を忘れている)とにかく土地代がハンパないぞ!」
みたいな事を後ろから言うたびにソイツはどんどん弱っていった。ワシは前に進み出、飾り気のある求愛などなしに無条件でこの男の娘をいただこうとした。その子からもそれが可能であるような雰囲気を感じたのだ。
しかしその瞬間、先の廊下から二人の男が現れた。片方はキャプテン・アメリカの格好をしているが、警察だという。男の娘は捕まり、一瞬にして連れて行かれてしまった。あまりに突然襲った喪失感にワシはその場で膝をついた。そんな格好のまま数秒、なんとその子が釈放された報せが頭に響いた。ワシはそれだけで嬉しくなり、階段を駆け上がった。出口の向こうにはちょうど警察のものらしき建物から歩いてくるその子。ワシが呼び止めようとした時、階段の上がった所に格子が下りた。今度はワシが捕まったのだ。
「エッ?エッ何?」
格子の先の外の風景はテレビ画面に変わる。映ったのはあの求愛野郎の顔だ。自分の求愛が失敗したことで、男の娘との関係がワシに引き裂かれたとかなんとかで訴えたらしい。テレビの画面が切れると、格子の向こうにいる男の娘はテレビ内容を受けて、なんと飛び跳ねて喜んでいた。
「な、何ィ〜っ!?」
突然手のひらを返すその子にワシは目で訴えた。
「な、なんなんだお前はッ!?」
すると、その子は江戸川乱歩の透明人間よろしく帽子を脱いで正体を明かした(正体を明かす瞬間だけ帽子をかぶっていた。場当たりな演出である)。なんと彼は悪のエイリアンだったのだ!格子にしがみつくワシにそのエイリアンはエネルギー銃を向けて撃った。回避のしようがない。ワシは被弾した実感がなかったが、目の前にゲームオーバーを意味するらしい謎の文字が現れる。そう、全てはゲームの中の出来事に過ぎなかったのだ!

・・・というB級映画みたいなオチで夢だと気付いたので起きることにしました。

デラストの一話分と文字数がいい勝負なのは気のせい

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