アマリア・マリ

「私、人が本を読んでいる時の顔が好きなんです。紙を通じて、過去の人と本気で向き合っている時の顔が」

名前アマリア・マリ
登場作品勇者バッテン(第4章、第5章)
年齢???
一人称
好きな食べ物たこ焼き

ソローの街の東、高台のアマリア神殿に祀られている女神のような存在。

本人は霊体であり、神殿の下にあるアマリア図書館をよく見回っている。

アマリア図書館および神殿の周りには同様の霊体が住んでいるが、マリはその中でも最も位が高く、かつ最も若い姿をしている。

よく図書館に顔を見せるタマゴ・カケルの事を気に入っている。

正体と経歴

正式名称は『対魔王用総合対策兵器アマリア・マリ』。かつて魔王と戦うためにシンタイカという科学者が設計した人工知能搭載の兵器であり、霊体はそこに与えられた人格、特に上で『アマリア・マリ』と呼ばれているものはその中央人格にあたる。

夢世界ではオーバーテクノロジーとも言える存在であり、作られた当時は対魔族の戦争においてガーディアン側の主力兵器となった。高い計算機能に基づく魔法を駆使する他、魔族が放つ、結束や知識を妨害する力に強い抵抗力があることから、夢世界の賢人たちがアマリア・マリのもとに集まって知識を集約し、より高度な魔法を扱えるように成長していった。

その力は魔族の力の中枢となる悪魔・ダイスーダイスと同等の結界を張るに至り、魔族とガーディアンの力は拮抗し、互いの領土の侵食が事実上静止した。これによって夢世界に平穏が訪れ、アマリア・マリは女神として讃えられた。

戦争が終わった後もその計算能力は図書館の蔵書の整理に使われており、日々アップデートがなされている。アマリア図書館は賢人たちが知識を奉納していた名残である。ただし兵器としてのアマリア・マリの伝承は風化しており、ほとんどの人は神殿と図書館の下で稼働している兵器のことを知らない。