デラスト最新話更新!

こんばんは、犬小屋で服役中のなめくじです。
4月1日と言えばエイプリルフールですね。
せっかくなので久々に真面目な記事を書いてみようと思います。

「嘘」とは一体何でしょうか?
嘘を付くのは良くないことである、とよく言われますが、一方で「嘘も方便」という言葉があります。
これは「時には嘘も必要」という意味の諺ですが、嘘が良くないことであるという事を踏まえると「よくないことも時には必要」という事になるようにも捉えることができます。
が、それは「嘘」というものが唯一不変のものであった場合の話です。もし「嘘は良くない」という言葉の「嘘」と、「嘘も方便」の「嘘」は別物であるとしたらどうでしょう?
もしかしたら別物とまではいかないかもしれません。同じ言葉が使われている以上、何らかの共通点は存在するはずです。

まず「嘘は良くない」から考えてみましょう。
最初に投げた質問の答えの一つとなってしまいますが、まず「嘘をつく」とは「事実と異なる事を人に伝える、言う」事です。
例えば、スーパーでバーゲンセールがやっているという「嘘」をお母さんに伝えたとします。もしそのお母さんがその話を本当だと思い込み、車で5分かけてスーパーに到着し、バーゲンセールが実際にはやってなかったとします。
つまりここでは、バーゲンセールは本当はやっていないという事実と異なり、バーゲンセールはやっているという「嘘」をついた事になります。
では、その嘘をついた結果はどうなるでしょう。おそらく、もう5分かけて帰ってきたお母さんは、あなたが事実と異なる事項を伝えた事に不満を感じるでしょう。
知能のある動物は何らかの前提をもって行動します。うちの猫はよくカーテンレールの上など踏み入れたことのない場所にはおそるおそる足を伸ばし、それから上に乗りますが、これは言うまでもなくカーテンレールの上は歩けるかどうか、という事を確認しているのです。一度カーテンレールの上に乗れることが確認できると、それからはカーテンレールの上にためらいなく乗ってくるようになりました。
カーテンレールの上にためらいなく乗り、その場所を通路として当たり前のように移動するということは、猫が「カーテンレールの上には乗れる」という「前提」を頭の中に作ったからです。
猫と人間の異なる点は「言葉」を持つことですが、言葉の持つ力の一つとして、今言った「前提」を非常に簡単に作り出すことができます。そして前提を作る事が簡単になった分だけ、嘘をつくのが簡単になるのです。
実際にバーゲンセールが行われている日があったとして、お父さんがそれをお母さんに伝えたとします。そうすればお母さんはバーゲンセールが行われていることを知ることができ、まず得した気分になるでしょう。その後にスーパーまですっとんでいけば、お父さんもお母さんに得をさせたことになります。
では、さっきのバーゲンセールの例と何が違うのでしょうか?実は、したことは全く同じなんです。「バーゲンセールがやってる」という事を伝えただけです。これが言葉の持つ簡便さであり、また嘘の簡便さでもあるのです。
より強く表現するなら「これが人類がが得た言葉というものの落とし穴だ!」と言った感じでしょうか。しかし嘘そのものは落とし穴というほど大げさでも恣意的でもありません。人の体に必ずくびれが存在するのと同じように、言葉に必ずついてくるものどころか、言葉の一部、もっと言えば言葉の形であるのです。
「嘘をつく」という言葉をさらにきつくしたような言葉として「騙す」という言葉がありますね。よく「人間ほど狡猾に騙しを行える奴はいない」みたいなことを言われますが、とんでもないことで、動物界こそ騙し騙されの世界です。
動物の世界では「擬態」が最も判りやすい例ですが、ハナカマキリというカマキリはランの花に擬態して獲物を狩ります。獲物の側からすれば、花というのは本来安心できる場所、もしくは生きるために通らざるを得ない場所なのでしょうが、普段はそれが自分を捕獲してくるものだとは思わないでしょう。実際にそうなっていなければ、それを「前提」として花に近づくような事などしないのですから。
ハナカマキリは擬態の顕著な例ですが、ライオンもシマウマもそれぞれサバンナの中で生き残るための機能を備えた姿をしていると考えられます。もし黄金に光り輝くライオンがサバンナで暮らしていたとすれば、獲物となる動物はまずその光が見て捉えられる場所には近づかないでしょう。
つまり、騙すというのは、ヒトを動物として見れば自然な事です。自分自身が生き残るためには、他を騙した方が得である場合は自然界にいくらでもあり、それは言葉の世界になってもそこまで変わるものではありません。
しかし、言葉には先ほどのように「伝える」という役割があります。犬、猫、イルカ等の動物には感情や情報を伝えるために一定のパターンの表情や信号を使ってやりとりを行いますが、この点は言葉と共通しています。そして、このパターンが崩れてしまうと言葉の持つ「伝える」能力も同じだけ崩れてしまいます。
情報を伝えるというのは生き残るための手段であり、それはなるべく正確でなければいけません。必要な事を必要な分だけする事が必要であり、もしそれが誰かの軽はずみな嘘で崩れてしまったら、その分だけ生き残る手段を失うという事になります。だから「嘘は良くない」のです。
ヒトは社会を形成します。社会というのは、極端な所ではヒトを動物として見る事からできるだけ離れようと成長してきました。人一人が生き残るためにその場での嘘をつくのは、人同士が協力し、互いに、あるいは共に生き残ることが価値のある事とする社会から見れば全く合理的でなく、むしろ正確な情報を伝え、それに沿って一人一人が行動する事こそあるべき社会の形なのでしょう。

では「嘘も方便」とは?これは一つは、さっきの通り嘘をつく事で嘘をついた本人が得をする場合の事を言っています。
そしてもう一つは「嘘をついた結果、社会のあるべき姿に近づく」という事です。
なんだ、じゃあ正確な情報を伝えることが社会のあるべき姿に近づく、ってのは嘘なのか?と思われるかもしれませんが、あらためて「嘘も方便」という言葉を見てください。嘘「も」方便なのです。ちなみに方便とは本来仏教の言葉で「悟りに近づく方法」を意味します。
まず、社会というのはそれを構成する人間が生きていることが大前提です。そして人間はヒトという動物ですから、どんなに社会が圧力をかけたとしても、自分個人が生きるために嘘をつくことは必ずあります。矛盾しているように見えて、切り離し得ない関係なのです。
また、嘘をついてから真実が発覚するまでには時間がかかります。先ほどのバーゲンセールの例で言えば5分です。その間、もしその嘘によって誰かに何らかの損があった場合、社会はバランスを崩します。そこから元に戻るための応急処置として最も適切なのが、同じ分だけ得をするように嘘を付くことなのです。バランスが崩れた状態で社会を作るすべての人間が正確なことだけを伝えていても、バランスは崩れたままなのです。
ただし、あくまで応急措置であり、嘘がバランスを崩すことには間違いないので、勘違いして嘘ばかりついているとそのうち崩壊しますね。
エッ何が崩壊するかって?そりゃ社会のバランスだよ。エッ社会のバランスって何って?
ヤダナァそんなこと説明しなくてもわかるでしょっ!ほらその・・・アレだよ社会の・・・そう、エッ社会って何かって?ヤダナァ説明したじゃない!共に生きる事に価値を見出すんだってば!そんなのどこで聞いたのかって?証拠?
ソース?・・・アァンモゥ・・・

で、嘘というのは基本的には社会のバランスを崩す事になるのですが、時には生きるために、もしくは社会を正すために必要、なのはここまでのお話。じゃあ嘘は社会を崩すためにあるべきか、それとも社会を正すためにあるべきか?と問われると、なめくじはどちらも首を横に振ります。
エイプリルフールという日がどんな日か思い出してください。もし思い出せなければ今すぐにでもYahoo!JAPANのページに飛んで行ってください。
それでは皆様、よいエイプリルフールを。(残り2時間)

そういえば今日はなめくじ人生初のオフ会からちょうど300年ですね。あのときのメンバーが全員東京を脅かす大怪獣になるなんて思いもよりませんでした。

あと今日UFO見ました。

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おじゅけん

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妹が来年受験、弟が今年受験なのでなめくじが過去に受けたヤツらを使いまわして第一回模試をやりました。
受験期ナツカシイ。
ちょうどこの前、どっかで「計算のできる人間は金の管理がうまい」ってのを見て「じゃあ早稲田受かるレベルの数学身につけておけば最強じゃん!」と思って懐かしぶり数学の教科書を部屋から発掘して開いてみました。

__そいつはもはや、三年前の奴ではなかった__

__奴が変わったのか、それとも俺の目が鈍になったのか__

やったようで全然覚えてない問題ばっかりじゃないかッ!
誰だなめくじの記憶を消したのはァ!

最後の教科書ではあまりにも覚えてないことが多すぎるので、同時に発掘した数検の問題集をちょくちょくやってます。
半分も解けないぜ・・・やっぱお金の管理は親元を離れてからでいいよねニイサン・・・
もし衰退の方がスピード早かったら、早稲田どころか自分が受験した大学に受かるレベルも無理かな・・・
お金の管理って言うと金融とかそっちのイメージが浮いてくるけども、何かを創ってお金稼ぐ場合も管理は必要だね。ウーム
とりあえず金をくれ!話はそれからだ!

何の話をしてたか忘れました。

wiki作ってます

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いろんなwikiを5転6転くらいしてますが、そろそろ落ち着かせたいです。なめくじです。
今日になって「自分でシステム作るのが一番安心するんじゃないか」という事に気づいてjavascriptで作りました。ローカルでもオンラインでも動作します。
phpが使えない忍者ホームページでも使えるよ!やったぜ!
創作資料まとめのために作ったので、配布すれば他の創作家さんたちにも使ってもらえるんじゃないかなグフフとか考えてますが、コードの改変元がとあるブログに掲載されていたコードなので、著作権の事をもう少し調べて、必要であればそのブログ主さんに承諾を得てから配布しようかなと思ってます。
自分だけで使う分には問題がないので作りまくりますよ。グヘヘヘヘ
あとメジャーなwikiサイトに比べて少し機能が足りてないかもしれません。ツメナキャ・・・